家系ラーメン「王道家直伝 との丸家」をめぐり、2026年9月16日に大きな動きがありました。
「との丸家」の一部店舗を運営していた株式会社トノマルが、破産手続開始を申し立てたことが明らかになり、同社が運営していた成東店・富里店・香取店・石岡店・小山店・伊勢崎店の6店舗が閉店する事態となりました。
一方で、「との丸家」全店舗が閉店するわけではありません。
松飛台店・八潮店・八千代店・越谷店・山形店・船取店の6店舗は、別法人の株式会社マルヤカンパニーが運営しており、今回の破産手続開始申立ての対象外です。今後も営業を継続すると発表されています。
同じ「との丸家」の看板で営業しているため分かりにくい状況ですが、今回最も重要なのは、株式会社トノマルと株式会社マルヤカンパニーは別会社だという点です。
この記事では、との丸家で何が起きたのか、閉店した6店舗と営業を続ける6店舗、株式会社トノマルの代表・前田秀裕氏、マルヤカンパニー会長・殿村竜太郎氏、そして「王道家」との関係まで整理します。
- 2026年9月16日に株式会社トノマルが破産手続開始を申し立て
- トノマル運営の「との丸家」6店舗が閉店
- 成東・富里・香取・石岡・小山・伊勢崎が対象
- 「との丸家」全店舗が閉店するわけではない
- マルヤカンパニー運営の6店舗は営業継続
- 株式会社トノマルと株式会社マルヤカンパニーは別法人
- 現在のトノマル代表取締役は前田秀裕氏
- 殿村竜太郎氏は現在トノマルの経営には関与していないと説明
との丸家6店舗が閉店!株式会社トノマルが破産手続開始を申し立て
2026年9月16日、株式会社トノマルが破産手続開始を申し立てたことが明らかになりました。
これに伴い、同社が運営していた「王道家直伝 との丸家」の6店舗が閉店することになりました。
閉店するとの丸家6店舗
| 店舗名 | 都道府県 | 状況 |
|---|---|---|
| との丸家 成東店 | 千葉県 | 閉店 |
| との丸家 富里店 | 千葉県 | 閉店 |
| との丸家 香取店 | 千葉県 | 閉店 |
| との丸家 石岡店 | 茨城県 | 閉店 |
| との丸家 小山店 | 栃木県 | 閉店 |
| との丸家 伊勢崎店 | 群馬県 | 閉店 |
今回閉店するのは、この6店舗です。
同じ「との丸家」でも、別会社が運営している店舗は今回の対象に含まれていません。
との丸家は全店閉店ではない!営業継続する6店舗
今回のニュースを見て「との丸家が倒産して全店舗閉店する」と受け取った人もいるかもしれません。
しかし、実際には違います。
株式会社マルヤカンパニーが運営している以下の6店舗については、今後も通常営業を継続すると発表されています。
| 店舗名 | 都道府県 | 現在の状況 |
|---|---|---|
| との丸家 松飛台店 | 千葉県 | 営業継続 |
| との丸家 八千代店 | 千葉県 | 営業継続 |
| との丸家 船取店 | 千葉県 | 営業継続 |
| との丸家 八潮店 | 埼玉県 | 営業継続 |
| との丸家 越谷店 | 埼玉県 | 営業継続 |
| との丸家 山形店 | 山形県 | 営業継続 |
つまり、2026年9月16日の発表時点では、
閉店:6店舗
営業継続:6店舗
という状況です。
同じ屋号を使用していても運営会社が異なるため、「との丸家」という店名だけを見て判断しないよう注意が必要です。
株式会社トノマルとマルヤカンパニーは何が違う?
今回の出来事を理解するうえで、一番重要なのが運営会社の違いです。
「との丸家」という同じブランド名を使っていますが、現在は少なくとも株式会社トノマルと株式会社マルヤカンパニーという別法人が店舗運営に関わっていました。
| 会社 | 今回の状況 |
|---|---|
| 株式会社トノマル | 破産手続開始を申し立て・運営6店舗閉店 |
| 株式会社マルヤカンパニー | 別法人・運営6店舗は営業継続 |
株式会社マルヤカンパニー側は、両社が「それぞれ独立した別法人」であることを明確にしています。
そのため、株式会社トノマルの債務や破産手続が、そのまま株式会社マルヤカンパニーへ引き継がれるという関係ではありません。
実は8月26日に「との丸家」の運営体制変更が発表されていた
今回の破産申立てが明らかになる約3週間前、2026年8月26日の時点で「との丸家」では運営体制の変更が発表されていました。
公式ホームページについて、今後は株式会社マルヤカンパニーが運営・管理する店舗を中心に掲載する方針へ変更。
マルヤカンパニーが運営していない一部店舗については、公式ホームページの店舗一覧から掲載が終了していました。
当時は破産申立てまで公表されていませんでしたが、結果的に見ると、この時点ですでに「との丸家」というブランドの運営体制が分かれていたことになります。
- 2026年8月26日:との丸家公式サイトが運営体制変更を発表
- マルヤカンパニー運営以外の一部店舗を公式店舗一覧から削除
- 2026年9月16日:株式会社トノマルが破産手続開始を申し立て
- トノマル側の6店舗が閉店
- マルヤカンパニー側6店舗は営業継続を発表
との丸家小山店は破産発表前から一時休業していた
今回閉店する店舗の一つであるとの丸家 小山店は、破産申立てが明らかになる前から営業に変化がありました。
2026年8月23日から一時休業となっており、その後9月16日の発表によって閉店する店舗の一つとなりました。
そのため、利用者の間では破産発表以前から営業状況を心配する声が出ていました。
株式会社トノマルの代表・前田秀裕氏とは?
株式会社トノマルの現在の代表取締役として公表されているのが前田秀裕氏です。
との丸家の新店舗オープンに関する動画などにも登場し、店舗展開の中心人物として知られるようになりました。
今回、株式会社マルヤカンパニーが公表した文書でも、株式会社トノマルの代表取締役は前田秀裕氏であると明記されています。
短期間で複数店舗を展開
株式会社トノマル側の店舗は、2025年に相次いでオープンしました。
| 店舗 | 主な開業時期 |
|---|---|
| 成東店 | 2025年1月 |
| 富里店 | 2025年4月 |
| 伊勢崎店 | 2025年6月 |
| 石岡店 | 2025年7月 |
| 小山店 | 2025年8月 |
| 香取店 | 2025年9月 |
2025年1月から9月までの短期間に6店舗が展開され、その約1年後となる2026年9月に全6店舗が閉店する結果となりました。
殿村竜太郎氏はトノマルの元代表、現在はマルヤカンパニー会長
「との丸家」を調べると名前が出てくるのが殿村竜太郎氏です。
殿村氏は過去に株式会社トノマルの代表取締役を務めていました。
しかし現在は、株式会社トノマルの代表取締役・取締役などの役員には就任しておらず、同社の現在の経営や運営には関与していないと説明されています。
現在は株式会社マルヤカンパニーの取締役会長を務めています。
| 人物 | 現在の立場 |
|---|---|
| 前田秀裕氏 | 株式会社トノマル代表取締役 |
| 殿村竜太郎氏 | 株式会社マルヤカンパニー取締役会長 |
| 大野朝子氏 | 株式会社マルヤカンパニー代表取締役社長 |
同じ「との丸家」に関わってきた人物が複数の法人に分かれているため、今回のニュースが分かりにくくなった一因といえます。
との丸家と王道家はどんな関係?
との丸家は「家系ラーメン 王道家直伝」を掲げて営業してきました。
王道家は家系ラーメンの人気店として知られ、その味を直伝された店舗として「との丸家」も知名度を拡大しました。
そのため利用者から見ると、「王道家ととの丸家は同じグループなのでは?」と感じやすい関係になっています。
しかし、王道家と今回破産申立てを行った株式会社トノマルが同一法人というわけではありません。
「王道家直伝」という関係と、店舗を運営する法人の経営は分けて考える必要があります。
王道家側も今回の件に言及
今回の発表後、王道家側からも株式会社トノマルをめぐる状況について発信がありました。
その中では、今回の事情について事前に十分把握していなかったことをうかがわせる内容や、現場で働いていた従業員への対応を優先したいという趣旨の考えが示されています。
ただし、「裏切り」など強い表現が使われた背景について、契約関係や具体的な金銭関係などの詳細まで公表されているわけではありません。
そのため、「何を裏切りと表現したのか」まで外部から断定することはできません。
との丸家はなぜ破産?急拡大が原因だった?
今回、株式会社トノマルが破産手続開始を申し立てたことで、「なぜ経営が行き詰まったのか」に注目が集まっています。
ただし、現時点で株式会社トノマルから、経営破綻に至った詳細な原因がすべて公表されているわけではありません。
そのため、「店舗を増やしすぎたから破産した」など一つの理由に断定することはできません。
短期間で6店舗をオープンしていた
一方で確認できる事実として、株式会社トノマル側の6店舗は2025年1月から9月までの約9カ月間で相次いでオープンしています。
飲食店を新規出店する場合には、一般的に、
- 店舗取得・建築費
- 厨房設備
- 食材の仕入れ
- 人件費
- 採用・教育
- 家賃
- 光熱費
- 広告宣伝費
などさまざまなコストが発生します。
短期間で店舗網を広げれば売上拡大を狙える一方、それに伴って必要な資金や人材も大きくなります。
ただし、こうした一般的な出店リスクと株式会社トノマルの破産原因が直接同じだったと断定することはできません。
店舗急拡大は確認できますが、「急拡大だけが破産原因だった」と公式に確定しているわけではありません。今後、申立代理人や破産手続の中で詳しい状況が明らかになる可能性があります。
味や口コミが破産原因だった?評判とは分けて考える必要あり
との丸家をめぐっては、店舗ごとの味や接客などについてさまざまな口コミが投稿されています。
当然ながら飲食店では、味・接客・清潔感などがリピーター獲得に影響します。
しかし、ネット上の口コミがあるからといって、それ自体を株式会社トノマルが破産した直接的な原因と断定することはできません。
店舗の評価と法人の資金繰りは別の問題であり、破産原因を判断するには財務状況や債務の内容なども確認する必要があります。
株式会社トノマルの負債額はいくら?
株式会社トノマルについては、倒産情報をめぐり負債額に関する情報も広がっています。
一方で、公式の「との丸家」発表では具体的な負債総額は記載されていません。
破産手続における債権調査によって金額が変動する可能性もあるため、正式な確定額については今後の法的手続や専門調査機関による情報を確認する必要があります。
従業員はどうなる?マルヤカンパニーが雇用相談も検討
今回の店舗閉店で特に影響を受けるのが、株式会社トノマルが運営していた店舗の従業員です。
株式会社マルヤカンパニーは、トノマルに勤務していた従業員から相談があった場合、自社での雇用機会も含め、可能な範囲で個別に相談・検討すると発表しています。
ただし、これはトノマルの雇用契約や未払賃金、債務などをマルヤカンパニーが引き継ぐという意味ではありません。
法的には別法人であり、株式会社トノマル側の債務は破産手続の中で扱われることになります。
との丸家の現在の店舗はどこ?営業継続6店を改めて確認
2026年9月現在、公式に営業継続が案内されている株式会社マルヤカンパニー運営のとの丸家は以下の6店舗です。
| 店舗 | 所在地 |
|---|---|
| 松飛台店 | 千葉県松戸市 |
| 八千代店 | 千葉県八千代市 |
| 船取店 | 千葉県鎌ケ谷市 |
| 八潮店 | 埼玉県八潮市 |
| 越谷店 | 埼玉県越谷市 |
| 山形店 | 山形県山形市 |
今後、営業時間や運営体制などが変更される可能性もあるため、実際に訪れる際は最新の店舗情報を確認しておくと安心です。
との丸家6店舗閉店までを時系列で整理
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年1月 | 成東店オープン |
| 2025年4月 | 富里店オープン |
| 2025年6月 | 伊勢崎店オープン |
| 2025年7月 | 石岡店オープン |
| 2025年8月 | 小山店オープン |
| 2025年9月 | 香取店オープン |
| 2026年8月23日 | 小山店が一時休業 |
| 2026年8月26日 | との丸家公式サイトが運営体制変更を発表 |
| 2026年9月16日 | 株式会社トノマルが破産手続開始を申し立て |
| 同日 | トノマル運営6店舗の閉店が明らかに |
| 同日 | マルヤカンパニーが自社運営6店舗の営業継続を発表 |
との丸家の破産・閉店についてよくある質問
との丸家は倒産した?
「との丸家」ブランド全体を運営する一つの会社が倒産したという単純な状況ではありません。
一部6店舗を運営していた株式会社トノマルが2026年9月16日に破産手続開始を申し立てました。
との丸家は全部閉店する?
いいえ。
株式会社マルヤカンパニーが運営する松飛台・八潮・八千代・越谷・山形・船取の6店舗は営業を継続します。
閉店する店舗はどこ?
成東・富里・香取・石岡・小山・伊勢崎の6店舗です。
営業を続ける店舗はどこ?
松飛台・八潮・八千代・越谷・山形・船取の6店舗です。
株式会社トノマルの社長は誰?
現在の代表取締役として公表されているのは前田秀裕氏です。
殿村竜太郎氏は株式会社トノマルの社長?
過去に代表取締役を務めていましたが、現在はトノマルの役員ではなく、現在の経営・運営にも関与していないと説明されています。
現在は株式会社マルヤカンパニーの取締役会長です。
マルヤカンパニーの社長は誰?
代表取締役社長は大野朝子氏です。
王道家も倒産した?
いいえ。今回破産手続開始を申し立てたのは株式会社トノマルです。
王道家そのものが今回の件で倒産したという意味ではありません。
王道家ととの丸家は同じ会社?
同一法人ではありません。
との丸家は「王道家直伝」を掲げていますが、店舗運営を行う法人とは分けて考える必要があります。
なぜ株式会社トノマルは破産した?
詳細な原因は現時点ですべて明らかになっていません。
短期間で複数店舗を出店していたことは確認できますが、それだけを破産原因と断定することはできません。
との丸家は今後も食べられる?
はい。マルヤカンパニーが運営する6店舗は営業継続が発表されています。
【まとめ】との丸家6店舗閉店、ただしブランド全店がなくなるわけではない
2026年9月16日、家系ラーメン「王道家直伝 との丸家」の一部店舗を運営していた株式会社トノマルが破産手続開始を申し立てました。
これによって、
- 成東店
- 富里店
- 香取店
- 石岡店
- 小山店
- 伊勢崎店
の6店舗が閉店します。
しかし、「との丸家」そのものが全店閉店するわけではありません。
株式会社マルヤカンパニーが運営する、
- 松飛台店
- 八潮店
- 八千代店
- 越谷店
- 山形店
- 船取店
については、今後も営業を継続すると発表されています。
今回の件が複雑に見える最大の理由は、同じ「との丸家」という屋号の店舗を、異なる法人が運営していたことです。
株式会社トノマルの現在の代表は前田秀裕氏。一方、過去にトノマルの代表を務めた殿村竜太郎氏は現在同社の経営には関与せず、株式会社マルヤカンパニーの取締役会長を務めています。
また、との丸家は「王道家直伝」を掲げていますが、王道家そのものが今回破産したわけでもありません。
- 株式会社トノマル:破産手続開始を申し立て
- トノマル運営6店舗:閉店
- 株式会社マルヤカンパニー:別法人
- マルヤ運営6店舗:営業継続
- 王道家:今回破産した会社ではない
- 詳しい破産原因:現時点では全容未公表
短期間で急速に店舗を拡大してきた「との丸家」で起きた大きな転換点ですが、閉店する店舗と営業を続ける店舗を混同しないことが重要です。
今後は株式会社トノマルの破産手続がどのように進むのかに加え、営業を継続する「との丸家」6店舗と王道家との関係がどうなっていくのかにも注目が集まりそうです。